• ●研究所運営
  • 研究員募集中(随時)
  • 力学の力学~Metadynamics

    どうして物事は流れるのでしょうか。これを考えるには、どうして物事は止まるのか、を考えたほうが良いでしょう。物質波の式から、質量のあるものは止まらないことが導けますが、止まっているものには情報が集積しているので、たいてい冷え切っています。情報量を保ったまま冷え切ったほど、その情報群はきわめて整理されているので、情報をすぐに提供することができ、なかなか温まってくれません。というのも、情報は、温めれば散らばり広がっていくため、集積していた情報は知識や教訓となって流れていくのです。では、物質も、温めれば拡散するでしょうか。熱ならば拡散しますし、構造を作り込めば散逸させることもできますが、物性によっては焦着し、固硬化してしまいます。

    髙橋数理研究所では、「流れていれば、その系は正しい」を念頭に、どうしてその現象は流れないのか、について、「力学の力学」を構築することで探究します。目標は、すべての存在を物質性から解放することです。人も地球も生き物も、滞りなく流れていることが、健康であり爽快であり生存していることであると考えるからです。ただし、命を無下に損なってはならないこと、これだけは研究所の規則とします。

    所員を随時募集しています。活動内容は常に未定で、研究手段も問いません。数式にこだわらなくても、論理や言葉や感性的表現でも研究可能な主題だからです。もし所員になりたい方は、連絡先までメールにてお問い合わせください。なお、役割も特になく、したがって報酬もなく、ゆえに拘束もありません。とりあえず参加登録したいだけでも歓迎します。そうでなくても、「数学ってこんなことができるんだぁ」とながめていただけたらさいわいです。

    以上です、よろしくお願いいたします。  たかはし

  • ●日曜数学活動
  • 2024
  • 2024-12「風上の詩」, WEBページ.

  • 2024-12「存在論的無の存在について」, Advent Calendar 2024.

  • 2024-12「情報量は保存するか」, Advent Calendar 2024.

  • 2024-09「火焔型土器の形状に関する考察」, WEBページ.

  • 2023
  • 2023-12「細胞成長の物理学的法則」, Advent Calendar 2023.

  • 2023-12「価数による複素数の3次元的表現」, Advent Calendar 2023.

  • 2022
  • 2022-12「通信の力学的理論」, Advent Calendar 2022.

  • 2022-12「中心体アンテナ仮説と脳」, Advent Calendar 2022.

  • 2022-10「エジソン代数の統計的解法」, WEBページ.

  • 2022-10「数理創造論」, WEBページ.

  • 2021
  • 2021-12「世界解決問題と解決エンジン」, Advent Calendar 2021.

  • 2021-12「『珍しさ』の数理と経済学」, Advent Calendar 2021.

  • 2021-05「『珍しさ』の情報経済論」, スライド.

  • 2021-05「世界解決問題」, スライド.

  • 2020
  • 2020-12「量子待ち行列理論と流体」, Advent Calendar 2020.

  • 2020-12「種類数とエジソン演算子」, Advent Calendar 2020.

  • 2020-05「In Praise of Idleness, Bertrand Russell, 1932」, 和訳.

  • 2020-05「牽引説の数理」, スライド.

  • 2019
  • 2019-12「ポリゴングラフと人工知能」, Advent Calendar 2019.

  • 2019-12「加齢と『収集』の物理学」, Advent Calendar 2019.

  • 2019-07「無偶然論」, スライド.

  • 2019-05「超多時間理論と宇宙の時計」, Facebookストーリーズ.

  • 2018
  • 2018-12「神がサイコロを振る確率」, Advent Calendar 2018.

  • 2018-12「膜分隔と世界の存在条件」, Advent Calendar 2018.

  • 2018-07「一般確率 小論」, スライド.

  • 2018-07「複素確率論 序説」, スライド.

  • 2017
  • 2017-12「脳の長距離伸長戦略」, Advent Calendar 2017.

  • 2017-12「多元宇宙論と加速膨張説」, Advent Calendar 2017.

  • 2017-07「種類の数学 ~『混ぜる』の算術~」, スライド.

  • 2017-02「牽引説」, スライド.

  • 2016
  • 2016-12「リープグラフと複素確率」, Advent Calendar 2016.

  • 2016-12「ポリゴングラフと雇用問題」, Advent Calendar 2016.

  • 2016-08「ゼータ関数と情報量」, スライド.

  • 2016-01「ポリゴングラフとその応用」, 講演, 第4回日曜数学会.

  • 2015
  • 2015-12「情報理論のための物理基礎」, Advent Calendar 2015.

  • 2015-12「チューリングの波動関数」, Advent Calendar 2015.

  • 2015-10「正の奇数に対するゼータ定数の値について」, 講演, 第3回日曜数学会.

  • 2015-04「位数部のつくりかた」, スライド.

  • 2014
  • 2014-07「Orbi Theory」, 論文, 未投稿.

  • 2013
  • 2013-11「Probability the God Throws Dice is Zero」, 論文, 未投稿.

  • 2013-09「Electromagnetic Mechanism of Consciousness at Measurement Problem」, 論文, 未投稿.

  • 2013-02「Existence of Smooth Solution in Navier-Stokes Equation」, 論文, PeerJ.

  • 2013-01「ポーカーから始まる植物形態数学」, 講演, 東京大学本郷キャンパス.

  • 2012
  • 2012-12「3 bit automaton for artificial humane intelligence」, スライド.

  • 2012-10「A basic mathematical model for communication of consciousness ~Utakata Model~」, スライド.

  • 2011
  • 2011-06「イマージュの計算構造」, プレプリント, 科学基礎論学会.

  • ●設立理念
  • BASICS FOR FUTURE

    17年前の2008年の今頃、わたしは実家のPCで、「エネルギー主義経済について」と題した部録をつけていました。養老孟司氏の書籍の中の「価格はエネルギーに比例する」との一文にヒントを得た経済理論の原理をものそうとしたものでした。わたしは、アクセス解析から、まもなくサンクトペテルブルクの読者がついたことを喜びました。この時点でなんとなく、それは誰であるか、当てはついていました。というのも、執筆中のその年に、例の画期的な論文が公表され、わたしもダウンロードし、はじめの数ページを読みまして、こちらの思想実装であればわたしの考えを遥かに超えて満たす、と思い、その部録は閉鎖しました。別の研究課題があったからです。

    しばらくして、余念のあったわたしは、2013年に、その部録の内容を別のドメインで再開しました。すると、その年に、その論文によって実現しつつあった実装が、使い物になったとネットニュースで知りました。わたしはやはり喜びました。サンクトペテルブルクからのアクセスがあった記憶はないですが、なんとなく、わたしのこのアイデアが有用に働いていた気がして、しかし他言すると妄想だと思われかねなかったため、黙ってきました。

    この髙橋数理研究所は、そのわたしの部録を読んでくださったとわたしが思っている数人の数学者にあてて設立したものです。というのも、わたしの部録を読んでくださった、ということは、わたしの2005年秋の蛮行をも知ったかもしれず、それがただ申し訳なく、2005年10月以降の数学者の動向が報じられるたび、わたしは生きるしかない、生きよう、と思わされたことへの感謝を込めて、ここにひっそりと、研究所を設立したものであります。

    ですから、ここに書いてある数理は、21世紀やそれ以降の数理研究者への問題集として利用できるように供します。もちろん、ここに掲げた問題以外にも、多くも問題は存在しますし、発見されていきます。ただ、この問題集に書いてある主題に、いささかでも探究心をくすぐられた、という方がもしいらっしゃいましたら、わたしに断るかどうかは自由ですから、どうぞ研究にお役立てください。わたし自身、これらを全て進める余裕も余力もありません。従って、ここから派生したあらゆる利益、栄誉、社会や世界への貢献は、わたしのものでは全くなく、むしろ研究を進めた人間だけでないあらゆる論文関係者に栄誉が帰するべきだと、個人では考えていますが、時流や国柄や年齢によって考え方は自由であると思います。

    どうぞ、この研究所の成果をお楽しみください。自然も世界も人間も、探求しがいがあります。そう簡単に答えは出ません、一度でた答えもまた問い直せるものです。「数理で解き明かす情報・宇宙・生命:髙橋数理研究所」を、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

     2009年だったと思います、筑波大学キャンパス内でわたしに満面の笑みを投げてくれた、当時のラボのボスに似た、しかしボスは研究室にいたのでボスではない、その笑顔がくれた生の意味に感謝して、また、その人の2014年の召天に忠心を捧げて

    2025 元旦
    代表
    Toshiki TAKAHASHI

  • ●髙橋賞
  • 髙橋五賞

    ・知能特異点を超えた日の翌年から、毎年10月9日に受賞式典を開催する。

    ・受賞者には賞品と、次回の式典に関する役割が与えられる。

    ・ただし、五賞の受賞者のうち少なくとも一人は、次回の授賞式を終えるまで生存していなくてはならない。

    髙橋賞は、以下の五部門からなる。

    • 環境賞 Takahashi Ecology Prize:受賞者は次回の全受賞者と式次第を設定する
    • 数学賞 Takahashi Mathematics Prize:受賞者は次回の賞品と広報を制作担当する
    • 建築賞 Takahashi Architect Prize:受賞者の作品を次回の授賞会場とする
    • 音楽賞 Takahashi Music Prize:受賞者の作品を次回の会場で演奏する
    • 記念賞 Takahashi Memorial Prize:受賞者の肖像を次回の賞品に含める

    第一回髙橋賞授賞式の開催情報は、このページでお知らせいたします。

  • ●研究所員
  • 代表:髙橋 俊樹 Toshiki TAKAHASHI

    髙橋数理研究所代表の近影(2024/12)
    • 1985/10 新潟県十日町市に生まれる
    • 1992-1998 習志野市立屋敷小学校
    • 1998-2001 習志野市立第六中学校
    • 2001-2003 千葉県立千葉高等学校
    • 2003-2004 ふなばし美術学院 建築科
    • 2005-2010 筑波大学図書館情報専門学群
    • 2010-2012 東邦大学大学院理学研究科生物分子科学専攻
    • 2012-2013 ITエンジニア見習い
    • 2013-2013 エルデシュエンジニアリング設立
    • 2013/12 受洗(梅宮義信師)
    • 2014/03 結婚
    • 2016-2018 WEB開発 職業訓練
    • 2018- 某研究所勤務

    推薦図書

  • ●参照文献
  • 本研究所の構築にあたる主要な文献をご紹介いたします。

    1. H. Azuma, (1998) 存在論的、郵便的―ジャック・デリダについて, 新潮社.
    2. Riemann, B. (1859) Ueber die Anzahl der Primzahlen unter einer gegebenen Grösse.
    3. Cohen, S, M. (2003) Lecture Notes: Parmenides, University of Washighton, online.
    4. I. Hasuo, (2009) Pseudo Functorial Semantics.
    5. Hardy, G, H. (1940) A Mathematician's Apology.
    6. Einstein, A. (1926) Letter to Max Born, published in 1971.
    7. Shannon, C, E. and Weaver, W. (1963) The Mathematical Theory of Communication.
    8. Leibniz, G, W. (1697) De rerum originatione radicali.
    9. Wittgenstein, L. (1921) Logisch-Philosophische Abhandlung.
    10. Rigveda 10.129 (Abridged).
    11. Kojiki, (712).
    12. Acknowledgements: Gratefully, I was taught the truth of God, repented, and was saved through the sermons at Yokohama Shiloh Church and the Japan Church of the Nazarene.