●標準化と多様化の分離
設計には,人類で標準化すべき製品と,人ごとに多様化すべき製品がある.
●人工物の非論理的論理性
人工物の論理は,自然から見ると凡そ非論理的だが,人には論理性を理解される.
●情報の圧縮爆発としての芸術
圧縮重合された情報量とその爆発規模が大きいほど凄まじい芸術である.
●統計の統計則と生活様式
活動は七割終了三割開始,余暇は五分五分没頭,友情は十中二人にすると,不偏不党を約束できる.
●構造・機能・認知の利活用
共感-理性は構造度で,言語-感性は機能度で,悟性-知性は認知度で,度合を設計できる.
●生存爽快尺度
使用時に健康的で爽快であるほど良い設計であるとする評価尺度がある.
●発想の部分抽出性
人間は自然の物事の部分しか発想できない.
●完璧設計不可能定理
全ての故障条件をあらかじめ免れた永続的設計は,被造物には不可能である.
●文明の利他性と文化の他者性
経済や技術は利他性の産物で,学問や芸術は他者性の産物である.